釣行記(2007)


平成19年8月20日(月)   海山区 白浦 唱和丸 木の前養殖小割り   単独釣行
8月に入り、三重県北牟婁郡紀北町海山区白浦の養殖イカダで、ポツポツとチヌの釣果が聞かれるようになったので、毎日気にしながら釣果をチェックしていると、世間がお盆休みに入ってから、年無しチヌの釣果が一気にヒートアップ!これは行くしかないっと言うわけで8月20日(月曜日)に白浦の昌和丸さんへ釣行してきました。
午前五時の渡船時間に間に合うよう、白浦魚市場前に到着してみると、すでに4名の釣り客と船頭さんが出船時間を待ってみえた。荷物一式を船に積み込み、いざ出船。

私を含め5名全員が向かった先は、最近絶好調の水深24mラインの木の前養殖小割りです。 小割りに渡って直ぐにアケミ貝を荒割りした物をダンゴに包んで10個ほど投入し、ユックリとタックルのセッティングです。 今回、使用するタックルは大型チヌ狙いと言う事で、ロッドは腰の強いチヌ筏竿1.5m、リールは大チヌの強い締め込みに耐えられるようにドラグ機構の付いた下向きリールで、ラインは水深と潮流を考慮してフロロカーボン2号を通しで使用。フックはチヌ針6号で大チヌに臨みます。

ダンゴの打ち返しを重ねていくと、何も居なかった海底にカワハギらしきエサトリの出現でアタリが無いまま餌を取られるようになりました。 先ずはボラを寄せるべく手返しを続けていると1時間ほどでボラがダンゴに反応するよになりました。
ボラにダンゴを割らせ抜け出たサシエにアタリが有り、アワセてみると魚の反応。上げてみると30cmほどのマダイが釣れました。そうこうしていると、白浦の深場特有の2枚潮になりアタリが出なくなってしまいました。
ここ白浦の深場では、2枚潮時に時折潮が落ち着く時があります。潮が止まったり、上、中、下層の潮が同一方向に流れたりした時がチャンスで、竿先に集中しチヌアタリに備えると良いと思います。

午前11時過ぎ、強烈な2枚潮が緩みだした時、ボラがダンゴを割り抜け出たコーンにアタリ!大きくアワセると上手くフッキングに成功。やり取りから良型の魚ですが、果たしてチヌか鯛か!? やり取りを楽しみ、チヌに期待しながら上げてくると赤い魚体が‥。 40cmオーバーの天然マダイで少しガッカリ‥。
昼過ぎまでに、2枚潮が緩んだ短い時合いに、鯛、大アジ、良型カワハギを釣りましたが、残念ながらチヌの姿を見る事は出来ず。
暑さとアタリの無さに集中力が途切れ、帰りのことも考えて、しばし昇天で夢の中へ‥。

午後2時30分、“ゴロゴロ”っと雷の音で目が覚めた。 釣りを再開しようと思っていると、昌和丸の船が近づいてきて「一時撤収!」と船頭が迎えに来た。
30分ほどの避難のはずでありましたが、雷雲がなかなか離れず、ひどい雷雨が1時間半以上、白浦の上空に‥。

このまま、終了になるかと思われましたが4時過ぎに再渡船開始。 私が釣座に戻って釣りを再開したのが午後4時30分。 納竿は午後5時なのでボーズ覚悟でラストチャンスに賭けることに。

ダンゴを投入すると2枚潮が解消され、極ユックリと沖に向かって潮が出ています。 ダンゴにボラが反応し雰囲気は悪くない。 コレはチャンスか!?っと思いながら、最近白浦で当たり餌であるコーンをサシエに手返しを繰り返しチヌアタリを探す。

午後5時、納竿を知らせる時報のチャイムが白浦の海に響き渡った時、ダンゴにボラの反応が出た。 ボラにダンゴを割らせ、抜け出たコーンを海底に馴染ませアタリを待つと、“ジビジビ”したエサトリのようなアタリが出る。 まだ餌は残っていると判断し、そのまま待っていると“モゾモゾ”と竿先を震わせながら、ほんの少しの押さえ込み! 思い切って竿を振り上げるとフッキングに成功!水深があるのでリールでラインを巻き取り2度アワセ! どっしりとした重量感のある感触が右腕に伝わりファイト開始!
何とか底を切ろうとポンピングで浮かせにかかるが物凄い力で締め込んでくる。 途中、ガンガンにドラグを締めておいたリールから何度もラインを引き出され必死のやり取り。 引き方から鯛系の魚に間違いは無いが「どうかチヌであって!」と念じながらの攻防が続く。
水深があるので、ある程度上げてくれば楽勝かと思いきや、上層まで上げてきても全く屈服する気も無いようだ。 水深24mの攻防を思いっきり楽しみ、何とか姿が見えてくる所まで来たときに、船頭さんから「チヌか?!」っと声が掛かる。 水面下に見えた魚体は間違い無く大型のチヌ!船頭さんに「チヌ!」っと返事をしながら左手で思わずガッポーズ。
ここでバラシてはカッコ悪いので慎重に寄せにかかるが、大チヌは水面下にきても気力衰える事無くリールからラインを引き出して大暴れ。 何とか水面に上げたチヌは、はるかに50cmを超える年無しチヌ。 無事にフィニッシュし小割り上に上げ、改めてその大チヌを見て思わず手が震えてしまいました。

帰港後、船頭さんに検寸していただくと、実寸56cmの非常にコンディションの良い綺麗なチヌで、この時期にしては良く肥えた見事な大チヌでした。
ただ残念ながら、自己最長寸と同寸で記録更新には成りませんでしたが、久し振りの55cmオーバーに大満足な一日となりました。